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静かな部屋で、

ひとりで食べるご飯の味が

いつもより少し淡く感じた夜。

 

その空白を埋めるように

お湯を沸かす音がやけに優しく聞こえた。

 

人の気配がないって

こんなにも世界の音を際立たせるんだね。

 

 

 

そんな夜は、

ふと誰かの体温が恋しくなる。

 

心が冷えているのを、

身体がそっと教えてくれるみたいに。

 

 

 

 

だからこそわたしの手の中では、

ただ触れるという行為が

特別な意味を持ちます。

 

手のひらで感じる鼓動や呼吸、

お湯の音に重なる吐息。

 

それらがひとつになって、

静けさの中に温度が生まれていく。

 

 

 

 

最初は緊張で少し強張っていた身体が、

わたしの指先を追うように

ほどけていく瞬間が好き。

 

その変化を感じる度に、

ああ、今日もちゃんと生きてきたんだね

って思う。

 

泡が滑る音

シャワーの粒が肌に散る音

 

そのどれもが孤独の証ではなく生の証になる。

 

 

 

 

わたしがしているのは、

癒しでも、慰めでもないのかもしれません。

 

ただ、人の手を通して

貴方がここにいるという

確かさを伝えているだけ。

 

 

 

夜の静けさを嫌わないで。

 

その静けさの向こう側には、

ちゃんとあたたかい場所があるのでね。

 

そしてその場所が、

あなたとわたしのいるこの瞬間であったら

それだけで十分。幸せだ。

 

 

 

 

THE ESUTE🌹つばき