早晩なく鈴虫は

名のままの鈴が転がるような鳴き声で

可憐に清らかに感じる

 

今では聞こえなくなった

寺の鐘の音も、盆踊りの歌も

キーホルダーの鈴も

 

子ども達の走り回る嬌声も

街中に流れていた流行歌も

随分と萎んで静かになったと思う

 

夜風が入る中でめくる本のページは

橙の薄暗い灯りの下

時折りパラパラと浮いて

 

夏が終わり、徐々に長くなる暗闇の

もの詫びしさを浮き彫りにさせ

1人を意識する

 

 

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