透明なグラスに、琥珀色の液体を注ぐ
しゅわしゅわと泡がはじけ
グラスの縁は雲海に満たされる

細かい泡がパチパチ音を立てた

苦さを喉奥に押し込むように
ゴクリと飲み
秋の紅葉を思わせる
真っ赤な首元に手をやって
丸皿の煮物をつつく

早晩の冷え込みが深まって
気づけば外套を着込んでいる
口の端についた泡雪を
指先で拭って店をあとにした

ぼんぼりのように見える夜の街灯が
ゆらゆら揺れていた

ポケットに手を突っ込んで
ちべたい、ちべたいと
首をすくめ帰路を急いだ


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