エドガー・アラン・ポー作

「黒猫」は
ただそこに居ただけ
?
気の触れた男に
片目をえぐられ
木に吊るされ
?
その命を失った後までも
壁のシミが黒猫のようだと
疑われ勝手に恐れられた

男は家中の動物をなぶり殺し
過失の火事だけじゃ飽き足らず
男の妻までも口論から手にかけた

不審に駆けつけた警察から
妻の亡骸を壁に隠して
事なきを得ようと男は手に汗を握る
?
以前、酒場の黒猫を見て
かつての黒猫を懐かしく思い
引き取って妻と喜んだ事を失念し
?
焦りから壁内に隠す際
妻の亡骸と黒猫を一緒に閉じ込めた事に
気づくこともなかった
?
やり過ごせると安堵したのも束の間
結局、黒猫の鳴き声に
男の悪事は警察にばれてしまった
?
「壁の中で誰かが泣いている」

同じ容姿の新たな黒猫を
「まるで生まれ変わり」だと
呪いや復讐だとおののく

全ては黒猫から始まり
男の悪事は黒猫の死より導かれた
いわば不可抗力なもので
?
男は絞首刑までの道を
ただ歩かされ
黒猫による断罪と恐怖と勘ぐる
?
常軌を逸した男の妄想と過ちが
ないまぜになった素晴らしい作品だ

…もしかしたら
男の勘は一部正しくて
黒猫こそ、呪いの元かと思わせる
?
読む人を惑わせる
妖しい文の美しさが秀逸である
?
?
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